
長らく漂ってきた浮世の海を振り返ると、そこに横たわっていたのは高い山と深い谷であったと。苦しかった人生を省みる穏やかなひとときであれかし。

この沢山のキャベツを育てるためにどれほどの苦労があったかと思うと、キャベツ畑が豊饒な父の海に見えて来ます。

若い時に見ていた大海原に漕ぎ出す夢もいつか消え果て・・・。大海が今は猪口の中の酒に変わってしまったという見立てが何とも哀切です。

「稀勢の海」も相撲界には本当にありそうな名前なのでほんとに可笑しい。いや参りました。

風呂屋の絵が本物のようだと言うのならあたりまえ。本物の富士山と海が風呂屋の絵のようだというからおかしい。これぞ川柳の真骨頂です。上手い!

油断大敵!

毎日繰り返される大きな日常。羨ましい。

海を思いながらショーをしているアシカへの思いやり。

これもイルカへの思いやりの句ですね。

人間の心もこのようで広く穏やかであれば。

争うことが必要なくなればいいのですが。

穏やかな海を見ると何故この海が・・と悔しくなります。

こういう見立ても川柳の面白さです。

賑やかな人生で羨ましいですね。

恵みをもたらす海と災厄をもたらす海と。

前の句と同じですね。

井の中のかわずと同じですね。

長いケンカ・・、海も見えたしそろそろ仲直り。

あの四国で海を見ない暮しとは、厳しいものを感じます。

沖縄の海に関する句はこの一句だけでした。

貝もそのくらいとれればビックリですが。

海女房とはおもしろい表現です。月にゆだねるが巧み。

穏やかで広い母の背中にいつまでもおぶさって居たい・・

団塊の世代にはたまらない郷愁です。

子に会いたい気持ちがじわりと伝わってきます。

夜明け前に漁をする風景が17文字で切り取られています。

漁師たるものいつまでも海とは縁が切れません。

黒船と豪華船、そのとおりですね。

何も言えなくなります。

いや便利な世の中になりました。感謝です。


























































