
「月がとっても」という昔の歌のように。ウサギも餅つきしているのかな、などと思いつつ。

人がどのように生きようと太陽はにこにこ笑って朝を連れてくる。

タダイマの声は聞こえなくとも両手で作る頭上の丸はおばあちゃんにもはっきりと。

爪を切る父の背中をふっと抱きしめたくなる。こんなに小さくなってしまって。

どうしても母の生き方が浴衣の袖の丸みに出てしまう。

月に雁、ただそれだけで絵になる。そういえば「月に雁」の切手が引き出しのどこかに。

朝採れトマトはお日さまの味。そのお日さまを丸かじりして。

球体ならば海の水は零れてしまうのではないか。水平線を見よ、私は信じない。

あの尖った雰囲気も同じ目の高さになると。ましてや輪になればみんな仲間たち。

どうして人は歴史に学ぼうとしないのか。戦火は今も絶え間なく。民の祈りむなしく。

風を切り風に髪をなびかせていた。颯爽のマドンナも歳月というものには。

そうだそうだと思わず手を叩く。地球に刺さる独裁者の剣。

話せば分かる、は普遍の教え。まつりごとは祭りごとから。

このまん丸い目をした私の気持ちも分かって貰えそうで。

人は誰しもそう願うのに。欲深い権力者の横暴を神はどこまで許すのか。

年月が時にやさしく時に厳しく作り上げてきたこの背中。冬の陽射しに猫も寄り来る。

宝ものだった。ポケットのビー玉はジャラジャラ賑やかだった。遠くなる昭和。

ものにするため行ったり来たり。推敲は鉛筆の芯を短く丸くさせ。

考えてみればよく見える、聞こえることが周りに負担をかけていたことを今さらに。

また一つ成長したのか。補助輪を外した小さな冒険者がぐんぐんと。

焚火の輪は来る人拒まず去る人も。へんくつが輪になじんだのも温かい焚火の力。

叱り方に愛があればこんなにことばは丸いのか。ひとつの発見。

貧しかった。それでもちゃぶ台を囲んだ家族の泣き顔と笑顔は、との問いかけ。

まさに「水清ければ」を地で行く話。どちらにも偏らずの人生。

多くの坂道を上ったり下ったり。背中が黙ってそれをいう。

母という字を丸く書いていた娘がいつしかその母に。月日の何と速いこと。

スマホを使っているのか使われているのか。猫背が答えを出している。

この石は権力に抗い続けこんなに丸くなってしまった。絶えることなし権力の二文字。

目と耳を塞いで穏やかに暮らしてみた。そうしたらアーラ不思議と。

シャボン玉は幸せを運ぶ光の玉。消えずに空高く舞い上がれシャボン玉。





























































